- お客様名:
- ハートルーチェクリニック
- 診療科目:
- 女性心療内科・精神科
- 施工日:
- 2010-10-02
- エリア:
- 静岡県静岡市葵区
- HP:
- http://www.heart-luce.jp/
バーラウンジのような女性が来院しやすい空間を実現
1979年に父親が開院して以来、地域の精神科医療を支えてきた静岡市の酒井医院。2006年に息女の荻久保典子院長が継承し、同じ精神科でも女性専門として新たなスタートを切った。昨年、診療所名を「ハート・ルーチェ・クリニック」に変え、建物の老朽化から移転を実施。落ち着いた雰囲気が「とてもくつろげる」「安心して話せる」と、女性患者から好評だ。
承継を機に女性専門へ
お洒落で落ち着く空間を意識
2006年に2代目院長に代わり、新たな歩みを始めたハート・ルーチェ・クリニック。女性専門の心療内科として現在、1日当たり約50人の患者が来院する。傾聴を重視した荻久保典子院長の丁寧な診療や、近隣に女性医師による女性専門の心療内科がないことから、「同じ女性として安心して話せる」「男性医師にいえないことも言える」などと好評だ。口コミなどで着実に新患数が増えているという。
もっとも、人気の理由は診療スタイルだけでなく、アメニティー面の工夫にもある。「ホテルのロビーのように、くつろげる空間がコンセプト」と、荻久保院長が話すように、院内に足を踏み入れると、白とダークブラウンを基調としたシックな空間に、中央の柱に掲げられている鮮やかなブルーのサインが目に飛び込んでくる。まるでバーラウンジのような印象だ。
また、心療内科では珍しくパウダースペースも確保。かつて病院勤務医時代に週に2日、先代院長を手伝うなかで、診療中に泣き出してしまう女性患者が少なくなったことから、ゆっくりメークができるようにと設置した。
「女性から好かれるデザインを見事に実現してくれたリチェルカーレには感謝しています。複数の設計会社に相談したのですが、院内の中央にある大きな柱がネックとなり、内装のデザインは難航しました。しかし、同社は当院のシンボルにしてくれたんです。他社にはない発想でした」
先代院長からのバトンを譲り受けて早5年。移転を機に荻久保院長は「地域の女性を一人でも多くサポートしていきたい」と、ますます意気盛んだ。