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新規開業事例

 

くぼ皮膚科クリニック様 の 医療設計事例を紹介します。

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お客様名:
くぼ皮膚科クリニック
備考:
皮膚科・美容皮膚科
施工日:
2009-01-01
エリア:
神奈川県川崎市麻生区
HP:
http://www.kanja.jp/clinic/017456.html

 

ドクターズインタビュー

患者の動線を複数確保しプライバシー保護を徹底

小田急線「新百合ヶ丘」駅北口から徒歩5分の場所に、今年4月にオープンした複合医療関連ビル「メディカルモリノ」がある。
タレント・爆笑問題の太田光夫人が手がけ話題にもなったリラクゼーションスペースもテナントとして入居しており、地域のなかでもちょっとした人気スポットとなっている。
聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンターのほかに9軒の診療所が入居しており、その一角を占めているのが「くぼ皮膚科クリニック」。
保険診療と自由診療を実施している同院では、患者層が異なっても一人ひとりが心地よく過ごせるように、プライバシーの配慮に徹底した設計で好評を博している。

完全個室化と複数のドア設置で多様な通路を確保

一般皮膚科のほかに、しみ・しわ・たるみ・にきびなどのレーザー治療などを自由診療で実施している「くぼ皮膚科クリニック」。開業からわずか1週間しかたっていない段階で、同院には1日当たり保険診療で平均60人が受診し、自由診療の予約はすでに4月は埋まっているという順調さだ。

その要因は多様かつ質が高いサービスメニューと、患者に配慮したアメニティーにある。特に優れているのが機能性だ。保険と自費の診療を提供しているため、当然、来院する患者層は異なる。そのような場合、動線や診療スペースを完全に分けてプライバシーに配慮しているケースが多いが、同院では限られたスペースを有効活用し、診察室や処置室などの部屋の配置と、各室にドアを複数設置することで、患者の動線を複数確保。保険・自由診療スペースを行き来しながらも、お互いが顔を合わせることなく受診できる空間を実現した。

「両者が心地よく過ごせる空間づくりにこだわりました」と、久保佳多里院長は話す。受付と待合は共有スペース。待合からは2つのドアが見え、1つは診察室へ、もう1つは処置室・カウンセリングルーム・自費診療スペース・パウダールームなどに入るための小スペースへと続く。診察室を含め、各室には2つ以上のドアを設置。1つは診察室、処置室、カウンセリングルーム、保険診療スペースを行き来ができる動線。もう1つは小スペースへの動線となっている。これらの動線を活用して患者に移動の指示を的確に行えば、受診中に患者同士が顔を合わせることはない。

「保険診療だけでなく自由診療のサービスを利用される患者さんもいます。一度待合に出て別のスペースに移動するのは非常に負担になることもあって、こうした設計にしていただきました。皮膚科は全身を診る科目なので、患者さんのプライバシーへの配慮は必須。一部をオープンスペースにすることも考えましたが、それは後でもできると思い、すべて個室にしました。細かい要望に根気よく付き合っていただいた設計会社のリチェルカーレさんには本当に感謝しています」待合を介さずすべての部屋に行けるため、ノーメイクでも他人に気を使うことがないつくりになっているパウダールームや、リラックスできるように、明るくゆったりした空間の主にしみ・しわなどをとるレーザー治療を行うための自費診療スペースなど快適な空間となっている。

地域に根ざして息長くやっていきたいと言う久保院長。その思いは、患者層に合わせたアメニティーにも込められている。



『クリニックばんぶう 2009年5月号』(株式会社日本医療企画)より

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